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くらし・手続き

キョンについて

キョンの生息地では、農作物被害や鳴き声による苦情、住宅地の花壇・樹木の採食による被害が発生しています。千葉県の南部を中心に繁殖しており、県内でも複数回確認されています。

キョンを目撃した場合は、発見した場所や時間等を潮来市環境課へご連絡ください。

※キョンの捕獲をおこなう際は、市の許可が必要です。詳細は、こちらでご確認ください。

キョン目撃情報提供に係る褒賞金・捕獲に係る褒賞金制度について

茨城県は、県内でキョンを撮影した写真や動画による目撃情報をご提供いただいた方に「目撃情報提供に係る褒賞金」を、県内で適法にキョンを捕獲した方に「捕獲に係る褒賞金」を交付しています。制度のお問合せ及び提供先は、茨城県環境政策課生物多様性センター(029-301-2940)になります。詳細は、下記ホームページでご確認ください。

茨城県ホームページ

キョンとは

【形態】
 
・体の大きさ 頭胴長:70~80cm、体高:35~40、体重:7~10kg
 ・体色は背面が茶褐色、腹面が淡褐色
 ・目の下に大きな臭腺(眼下腺)を持ち、目が四つに見えることから、別名をヨツメジカ。
 ・オスは12~15cm程度の角と上顎の犬歯が発達した牙があります。額に目の上から角の基部にかけて2本
  の黒線があります。
 ・メスは、額に目の上から頭頂部にかけて菱形の黒帯があります。
 ・体が小さく、成獣でも、ニホンジカの子どものようにも見えます。
 ・体はややずんぐりとした感じで、四肢は短いです。

キョン画像

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出典:環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/asimg.html

【行動】
 
・主に森林地帯や低木のある草原などに生息、普段は単独で生活しています。
 ・時折ペアや小さな家族群で見られますが、ニホンジカなどのように群れを作ることはありません。
 ・早朝や夕方、夜間に活動。縄張り意識が強く、眼下腺からの分泌物を木の枝などにこすりつけ、臭いを
  つけて縄張りを主張する習性があります。
 ・ホエジカと呼ばれ、イヌに似た大きな声で鳴きます。
 ・動きは素早く、身軽に草原や低木の茂みを駆けることができます。

【食性】
 
・草や木の根、木の葉、果実を主に食べますが、ネズミなどの小型の哺乳類や、地上に営巣する鳥類などを
  捕らえることも知られており、ニホンジカなどよりも食性が広いです。
 ・房総半島では、秋にシイ・カシ類の堅果も多く食しており、常緑樹のアオキやカクレミノを嗜好します。

【繁殖】
 ・
一夫多妻で、一年を通じて繁殖します。
 ・1産1仔で早ければ生後半年で妊娠し、生後1年程度で初出産します。妊娠期間は約210日です。
 ・成長は早く、メスは6~7ヶ月、オスでは9~12ヶ月ほどで成熟し、野生では10~12年程度の寿命と
  考えられています。

 

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