花の見分け方
解説
あやめ・杜若・花菖蒲の見分け方を覚えると、また違った見方をする事が出来ます。
あやめ
4月下旬から5月上旬。
花は小型でシベリヤあやめ、カマヤマあやめ、ヒオオギあやめなどがありますが、
品種改良はあまり進んでいません。
三英咲きが主で、花色は白・紫・紅紫などで模様は見られません。
あやめ園の通路脇など、水はけのいい場所に栽培されています。
他種との見分け方は、花弁の弁元に入っている網の目模様です。
杜若(カキツバタ)
花期は、5月中旬から5月末。
花形は中型で、花色は紫・紅紫・白で三英咲き、たまに六英咲きも観られます。
池の淵など、水辺に植えられ、楚々とした感じで咲く様が美しい花。
他種との見分け方は、花弁の弁元に白い一本の筋が入っています。
花菖蒲
花菖蒲は6月、早咲き、中咲き、遅咲きと品種改良によって多彩です。
(日本花菖蒲協会登録数は、約5,000種類)
花形は三英、六英、八重などの外玉咲き、瓜咲き、受咲きなど変わり咲きがあります。
花色は、白と紫が基本で、白筋、紫脈、吹掛け、覆輪、二色花と彩色パターンがあり、
江戸系・肥後系・伊勢系の三系統があります。
他種との見分け方は、花弁の弁元が黄色であることです。
区分 | あやめ | 杜若(カキツバタ) | 花菖蒲 | |
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花の写真 | ||||
花 | 花弁 | 付け根の部分に 網目模様(文目)が有る。 |
目の部分が白色をしている。 | 目の部分が黄色をしている。 |
花形 | 小型で三英咲 | 中型の三英、六英咲 | 三英、六英、八重などの 外玉咲、瓜咲 |
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花色 | 白、紫、紅紫で模様なし | 紫、紅紫、白 | 白と紫が基本 (白筋、紫脈、吹掛、覆輪、二色花) |
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開花期 | 4月下旬~5月中旬 | 5月初旬~5月中旬 | 5月下旬~6月中旬 | |
葉 | 杜若・花菖蒲と比較すると 葉幅が細い。 |
葉幅が広く 主脈の盛上がりは少なく平ら。 |
あやめと杜若の中間的な葉幅。 | |
土壌 | (PH5.5~6.5) 弱酸性の土壌を好む。 |
(PH5.5~6.5) 弱酸性の土壌を好む。 |
(PH5.5~6.5) 弱酸性の土壌を好む。 |
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栽培適所 | 乾燥した場所を好み 生育する。 |
湿地を好み、 川辺や水辺近くが最適。 |
水はけがよい場所で 開花時は水分が必要。 |
※ PH(ペーハー) 中性:7.0
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メールでのお問い合わせはこちら- 2019年1月17日
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