(趣旨)

第1条　この規則は，潮来市道路構造等に関する条例(平成25年条例第9号。以下「条例」という。)の施行に関し，必要な事項を定めるものとする。

(車線の数及び車線の幅員の基準)

第2条　条例第4条第2項に規定する道路の区分及び地方部に存する道路であっては，地形の状況に応じ，計画交通量が次の表の設計基準交通量(自動車の最大許容交通量をいう。以下同じ。)の欄に掲げる値以下である道路の車道(屈折車線及び変速車線を除く。次項において同じ。)の数は，2とする。

(中央帯の幅員の基準)

第3条　条例第5条第3項に規定する中央帯の幅員の基準は，当該道路の区分に応じ，次の表の中央帯の幅員の欄の上欄に掲げる値以上とするものとする。ただし，長さ100メートル以上のトンネル，長さ50メートル以上の橋若しくは高架の道路又は地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない箇所については，同表の中央帯の幅員の欄の右欄に掲げる値まで縮小することができる。

(副道の幅員の基準)

第4条　条例第6条第2項に規定する副道の幅員は，4メートルを標準とするものとする。

(路肩の幅員の基準)

第5条　条例第7条第2項に規定する車道の左側に設ける路肩の幅員の基準は，道路の区分に応じ，次の表の車道の左側に設ける路肩の幅員の欄の中欄に掲げる値以上とするものとする。ただし，変速車線を設ける箇所，長さ50メートル以上の橋若しくは高架の道路又は地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない箇所については，同表の車道の左側に設ける路肩の幅員の欄の右欄に掲げる値まで縮小することができる。

(停車帯の幅員の基準)

第6条　条例第8条第2項に規定する停車帯の幅員の基準は，2.5メートルとするものとする。ただし，自動車の交通量のうち大型の自動車の交通量の占める割合が低いと認められる場合においては，1.5メートルまで縮小することができる。

(自転車道の幅員の基準)

第7条　条例第9条第3項に規定する自転車道の幅員の基準は，2メートル以上とするものとする。ただし，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，1.5メートルまで縮小することができる。

(自転車歩道者道等の幅員の基準)

第8条　条例第10条第2項に規定する自転車歩行者道の幅員の基準は，歩行者の交通量が多い道路にあっては4メートル以上，その他の道路にあっては3メートル以上とするものとする。

(歩道等の基準)

第9条　条例第11条第3項に規定する歩道の幅員の基準は，歩行者の交通量が多い道路にあっては3.5メートル以上，その他の道路にあっては2メートル以上とするものとする。

(植樹帯の基準)

第10条　条例第13条第2項に規定する植樹帯の幅員の基準は，1.5メートルを標準とするものとする。

(設計速度の基準)

第11条　条例第14条に規定する道路(副道を除く。)の設計速度の基準は，道路の区分に応じ，次の表の設計速度の欄の左欄に掲げる値とする。ただし，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，同表の設計速度の欄の右欄に掲げる値とすることができる。

(曲線半径の基準)

第12条　条例第16条に規定する車道の屈曲部のうち緩和区間を除いた部分(以下「車道の曲線部」という。)の中心線の曲線半径(以下「曲線半径」という。)の基準は，当該道路の設計速度に応じ，次の表の曲線半径の欄の左欄に掲げる値以上とするものとする。ただし，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない箇所については，同表の曲線半径の欄の右欄に掲げる値まで縮小することができる。

(曲線部の片勾配の基準)

第13条　条例第17条に規定する曲線部の片勾配の基準は，次の表の最大片勾配の欄に掲げる値(第3種の市道で自転車道等を設けないものにあっては，6パーセント)以下で適切な値の片勾配を附するものとする。

(緩和区間の長さの基準)

第14条　条例第19条第3項に規定する緩和区間の長さの基準は，当該道路の設計速度に応じ，次の表の左欄に掲げる値(条例第19条第2項の規定によるすり付けに必要な長さが同欄に掲げる値を超える場合においては，当該すり付けに必要な長さ)以上とするものとする。

(視距の基準)

第15条　条例第20条第1項に規定する視距の基準は，当該道路の設計速度に応じ，次の表の右欄に掲げる値以上とするものとする。

(縦断勾配の基準)

第16条　条例第21条に規定する車道の縦断勾配の基準は，道路の区分及び道路の設計速度に応じ，次の表の縦断勾配の欄の左欄に掲げる値以下とするものとする。ただし，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，同表の縦断勾配の欄の右欄に掲げる値以下とすることができる。

(縦断曲線の半径等の基準)

第17条　条例第22条第2項に規定する縦断曲線の半径等の基準は，当該道路の設計速度及び当該縦断曲線の曲線形に応じ，次の表の縦断曲線の半径の欄に掲げる値以上とするものとする。ただし，設計速度が1時間につき60キロメートルである第4種第1級の道路にあっては，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，凸形縦断曲線の半径を1,000メートルまで縮小することができる。

(横断勾配の基準)

第18条　条例第24条第1項に規定する横断勾配の基準は，路面の種類に応じ，次の表の右欄に掲げる値を標準とするものとする。

(合成勾配)

第19条　条例第25条に規定する合成勾配の基準は，当該道路の設計速度に応じ，次の表の右欄に掲げる値以下とするものとする。ただし，設計速度が1時間につき30キロメートル又は20キロメートルの道路にあっては，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，12.5パーセント以下とすることができる。

(屈折車線又は変速車線を設ける場合の車線の幅員の基準)

第20条　条例第27条第3項に規定する屈折車線又は変速車線を設ける場合の車線(屈折車線及び変速車線を除く。)の幅員の基準は，第4種第1級の普通道路にあっては3メートルまで，第4種第2級又は第3級の普通道路にあっては2.75メートルまで，第4種の小型道路にあっては2.5メートルまで縮小することができる。

(待避所の設置の基準)

第21条　条例第29条に規定する待避所の設置の基準は，次の各号の定めるところにより，設けるものとする。ただし，交通に及ぼす支障が少ない道路については，この限りでない。

(自転車専用道路及び自転車歩行者専用道路の幅員の基準)

第22条　条例第39条第1項に規定する自転車専用道路の幅員の基準は3メートル以上とし，自転車歩行者専用道路の幅員は4メートル以上とするものとする。ただし，自転車専用道路にあっては，地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては，2.5メートルまで縮小することができる。

(歩行者専用道路の幅員の基準)

第23条　条例第40条第1項に規定する歩行者専用道路の幅員の基準は，当該道路の存する地域及び歩行者の交通の状況を勘案して，2メートル以上とするものとする。

(その他)

第24条　この規則に定めるもののほか，必要な事項は，市長が別に定める。