潮来市長 原浩道より、潮来市民の皆様に新年のご挨拶を申し上げます。

新年のご挨拶(動画)

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新年のご挨拶(テキスト)

新年あけましておめでとうございます。

皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。昨年は、長期化していた新型コロナウイルス感染症が感染症法上の位置づけ変更に伴い、行動制限が緩和されたことで新たな日常が動き出しました。

令和６年は、地域経済と市民生活の元気を取り戻すとともに、子どもから高齢者まで、誰もが健康で安全・安心な生活が送れるよう活気のあるまちづくりに取り組んでまいります。

本市では、昨年の十月に第四十五回水郷潮来花火大会を四年ぶりに開催することができ、多くの皆さまから再開を心待ちする声をいただく中、市内外からたくさんの方々にお越しいただき、開催することができました。潮来市のシンボルというべき、水辺を利活用した花火を打ち上げることは、地域産業の振興と活性化に寄与するとともに、コロナ禍からの復興に向けた元気と活力をもたらすことができたと感じております。

また、行財政改革につきましては、加速度的に進むデジタル化のもとで、本市は企画部門に「DX戦略室」を設置し、地域活性化企業人派遣事業を取り入れ、現代のデジタル技術、データ等を活用することで市民の生活をより豊かで便利に、また庁内の業務効率化を図るため、スピード感のある行政サービスの向上を目指してまいりました。今後も市民の利便性を図るため、地域の特性に合わせたデジタル実装に取り組んでまいります。

現在、令和７年度から８年度開通に向けて東関東自動車道水戸線（潮来～鉾田）の整備が進められています。広域的な高速道路ネットワークが形成されることで沿線への企業立地の促進が期待されております。その一方で、令和４年に本市の旧牛堀町区域が過疎地域の指定をうけたことから、既存のコミュニティの維持や定住促進につなげることが、これまで以上に求められております。新たな雇用の創出や地域経済の活性化など持続可能な地域社会形成の実現のため、企業誘致事業を推進しているところです。

さらに、スポーツ施設を活用したスポーツツーリズムなどを推進するため、前川運動公園人工芝グランドを活用し、市内で宿泊を伴う合宿及び大会を開催する主催者等に対して補助制度を創設することで、更なる交流人口の拡大、地域活性化を図ってまいります。

また、水郷県民の森利活用におきましても茨城県と連携を図りながら事業展開を図ってまいりたいと考えております。

子育て応援事業につきましては、子育て世帯等に対し経済的支援をより一層図るため、県内で最も早く給食費無償化を実施してまいりました。引き続き、切れ目のない子育て支援といたしまして、妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じながら、様々なニーズに即した必要な支援につなぐための伴走型相談支援の充実を図ってまいります。

本年も新たな時代にふさわしい魅力あるまちづくり、そして誰もが健康で安心して暮らすことができる「住みたいまち潮来」の実現に向けて、社会情勢の変化や多様化する市民ニーズ等に的確に対応しながら、持続可能な市政運営に取り組んでまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、本年も皆さま方にとりまして、幸多き素晴らしい年となりますことを心からお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。

令和６年１月１日