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市長室

市長所信表明(H29.3.3議会)   

私は平成27年3月の市長就任以来,「住みたいまち潮来」の実現に向け,全力投球で市政運営に取り組んでまいりました。
私の重要な公約でありました,「都市計画税の廃止」,「日の出地区の復興工事の早期完成」をはじめ,「交通手段の充実」など,公約の実現に真摯に向き合い,取り組みを進めてきたところであります。

なお,未だ実現してない公約もありますが,残りの市長任期の中で着実に進めていく所存でありますので,何とぞ,議員各位のご協力をお願いするものであります。

昨年末,厚生労働省から国全体の出生数が100万人を下回るとのショッキングなデータが公表されました。本市におきましても,出生数は平成13年の合併から平成22年までの1年平均の出生数は約230人でしたが,その後は200人を下回り,少子化が進んでいる状況にあります。

このような中,人口減少と少子高齢化が進展し,地方自治体間での人口確保に向けた競争が激しさを増していくと思われますが,近隣の自治体をはじめ,企業,団体など,多様な主体と連携し,それぞれの持つ資源やポテンシャルを活かして新たな価値を共に創りあげていくことが大変重要であると考えております。

その取り組みの一つとして,昨年の5月から行方市・鹿嶋市との連携により広域路線バスの運行をスタートしております。また,企業・団体,行政が連携し,鹿行全体の観光マネジメントを目指す,「鹿行広域DMO」の取り組みなどをはじめ,広域的かつ多様な枠組みの中で効率的で効果的な事業の推進が求められているところでもあります。競い合うところと,協力するところを,しっかりと見極め,地域全体で切磋琢磨していかなければなりません。

昨年3月に策定しました,「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を踏まえ,地方創生に向けて種を蒔き成長させ,将来に渡って活力ある潮来市を築いてまいりたいと考えております。


平成29年度予算について

各会計及び水道事業会計等をあわせた平成29年度当初予算の規模は,対前年度比1.4%減の22,290,721千円。一般会計予算におきましては,対前年度比1.2%減の12,555,000千円でございます。少子高齢化社会の進展により,本市の財政環境は今後ますます厳しさを増していくことから,さらなる徹底した行財政改革を早急に進め,特に公共施設の維持管理経費の縮減を進めるとともに,医療費,扶助費の抑制,新たな財源の確保に努めなければなりません。 また,本市の平成28年度の財政力指数は0.491で,普通交付税の不交付団体の基準である1を大幅に下回っており,これは本市の財政が普通交付税に頼らざるを得ないことを示しています。なお,平成28年度の普通交付税は約32億円でした。
このような状況で,本市は行政サービスのあり方,市の関与の必要性や実施主体の妥当性など,常に点検を行い,効果的な行政サービスの提供,コンパクトな行財政運営に努めなければなりません。


平成29年度の主な事業等について

○保健・医療・福祉政策

少子化対策として,不妊治療費助成につきましては,平成28年度途中でありますが,この助成制度を利用し,8人の方が妊娠されたという報告を受けております。引き続き,国・県からの助成額を超える自己負担分に対し,県内トップレベルの15万5千円の不妊治療費助成金を支給することにより,経済的負担の軽減を図ります。

また,放課後に保護者のいない家庭の児童に,遊びや生活の場を提供する,放課後児童クラブを,公立については引き続き5か所,民間については平成29年度から1か所増設し,4か所で開設いたします。
さらに,市内認定こども園の利用のため,多子世帯(子ども2人以上の世帯)の保育料軽減を実施し,保護者の経済的負担を軽減します。
その他の支援事業としまして,地域の会員同士で子育てをささえ合う,ファミリーサポートセンターの利用料に対する助成制度を継続し,保護者の負担軽減を図ります。少子化対策として,結婚対策事業の恋活サイト運営,いばらき出会いサポートセンター登録料補助,各種出会いイベント等を開催します。市民健康づくり事業 では,特定健康診査の健診料無料化,生活習慣病予防健診,歯周病検診の実施や人間ドック費用の一部助成を継続します。また,骨髄・末梢血幹細胞移植の実現やドナー登録者の増加を推進するため,市内に住む骨髄等の提供者(ドナー)とドナーが従事する市内事業所を対象に,助成金の交付を平成29年度から開始いたします。
医療福祉事業(マル福)では,子どもの健康保持増進と保護者の経済的負担軽減を図るため,中学1~3年生の外来分及び出生から中学3年生までの県所得制限を超えた方に対して医療費を助成する,本市単独事業を継続して実施します。あわせて,平成29年10月からは,県マル福の妊産婦においても,県所得制限を超えた方に対して,市単独の医療費助成を開始します。
母子福祉・保健事業では,児童扶養手当をはじめ妊産婦及び乳幼児の健康の保持及び増進を図るため,妊婦健診や未熟児の医療費給付をはじめ,妊婦歯周病健診等に取り組みます。老人福祉事業では,高齢社会が進む中,在宅高齢者の安否確認など見守り体制の整備をはじめ,悠々塾など生きがいづくり事業を実施します。
また,地域福祉や高齢者福祉などの施策・事業を推進するため,「地域福祉計画」と「地域福祉活動計画」を策定するとともに,「障害者計画」と,実施計画となる「障害福祉計画」を策定します。さらに,「高齢者福祉計画」と「介護保険事業計画」の策定を進めてまいります。


○土地利用・基盤整備政策

主要道路等の整備につきましては,市道(牛)2279号線(永山地区),市道(潮)564号線(築地地内),市道(潮)1級10号線潮来駅立兼線などを進めてまいります。また,震災復旧工事に伴う大型車両の通行により傷んだ日の出地区外周道路などの道路舗装を行います。
さらに,日の出地区の道路・水みち・電線共同溝・水道・下水道などの道路等施設台帳を整備します。潮音橋については耐震補強工事を行い,橋梁の長寿命化を図ります。
都市計画事業では,大塚野第2児童公園へ遊具を設置し,市民に親しまれる公園の整備を図ります。 
住宅整備事業では,北斎アパートの外壁修繕や屋根修繕を実施するなど,市営住宅を適正に管理し居住環境の整備を図ります。
地籍調査については,上戸Ⅱ地区・上戸Ⅲ地区で実施します。また,道路境界に関する事務手続の円滑化及び道路施設の適正な維持管理のため,日の出地区に公共基準点を設置します。
また,前川かわまちづくり計画に基づく前川河川改修事業に伴う周辺整備につきましては,茨城県と連携して進めてまいります。
公共交通の課題の解決を図り,計画的な公共交通網の整備に取り組んでいくため,平成28年度策定した「潮来市地域公共交通網形成計画」に基づき,その実施計画である「潮来市地域公共交通再編実施計画」を策定します。また現在運行中の「鹿行北浦ライン」に加え新規路線の導入についても,茨城県及び近隣市との連携を図り進めてまいります。
また,水郷潮来バスターミナル駐車場の利便性向上のため,「バスターミナル再整備基本計画」を策定し,水郷バスターミナルのハブ化に向け整備を進めてまいります。
また,潮来市への定住促進を目的とし,高速バスを利用して通勤又は通学する市民に対し,高速バス定期券購入費の助成を継続してまいります。


○教育・文化政策

義務教育施設の整備につきましては,津知小,延方小への遊具を設置,津知小トイレ洋式化工事,牛堀中体育館の屋根修繕工事等を進めます。学習指導関連では,平成29年度から,教育支援のため就学支援相談員を配置します。
就学前の段階に重点を置くことにより,特別な教育的支援の必要な幼児に対しスムーズな就学に向けて支援を行います。
引き続き,英語指導助手(ALT)の配置については,市内各中学校へ1名配置の計4名体制により,国際化に対応した,英語教育の充実と国際理解教育のさらなる推進を図ります。
また,学習の習慣づけや基礎学力の定着化を図るため,塾に通っていない小学校4年生及び中学校1年生を対象とする学習支援事業を,平成29年度から実施いたします。
学力向上対策,生徒指導対策(いじめ対策・不登校対策),保護者の教育相談など,学校教育指導室の充実を図ります。
「潮来市教育大綱」の理念に基づき,「潮来市教育振興基本計画」の策定に着手し,必要な施策を計画的・総合的に推進いたします。
生涯スポーツ関連では,平成31年開催の茨城国体に向けて,ボート競技,トライアスロン競技,オープンウォーター競技の各会場の設計等とともに,ボートセンターについては,改修工事,外構工事等を実施し,開催準備を計画的に進めてまいります。
また,水郷潮来シティレガッタや各種市民スポーツ大会などの開催により,より多くの市民がスポーツ・レクリエーション活動に親しむことのできる環境づくりを進め,生涯スポーツの振興を進めます。
食育関連では,「学校で,美味しいいたこ野菜を食べたい事業」を実施し,献立メニューの開発,講演,中学校での親子料理教室などを実施し,地産地消等による食育を推進します。
東京オリンピック関連では,ホストタウン事業として,台湾との交流をはじめ,坂東市,境町と締結した包括連携協定等に基づき,事前キャンプ地誘致に向けた活動を実施し,国際交流に取り組んでまいります。


○生活環境政策

水道事業では,安心安全な水道水の安定供給のために,田の森浄水場機械機器修繕工事や徳島地区の石綿セメント管更新工事をはじめ,大洲地区,築地地区の配水管整備工事,あやめ2丁目地区,宮前地区老朽管の布設替工事を実施します。また,工業用水道事業取水井戸の更新事業を実施します。
公共下水道では,生活環境と自然環境の向上のため,引き続き新宮地区の公共下水道管路整備工事を進めるとともに,潮来中継ポンプ場の長寿命化対策工事を実施します。
安心安全なまちづくり関連では,適正な管理がされていない市内の空き家の実情を把握するために,市全域を対象とした現地調査を行うとともに,空家等対策計画を平成29年度に策定します。
また,防犯灯の計画的な設置を進めることで,犯罪を抑止するとともにLED化を進め,省エネルギー化による環境への配慮と経済性を向上させます。
さらに,防災行政無線の整備につきましては,災害情報等を迅速・確実に伝達するため,新規にデジタル化に着手し,計画的に整備を進めるとともに,テレホンサービスの効果的な運用と,防災情報メール配信サービスのさらなる普及を図ります。
引き続き,地域における消防防災のリーダーとして地域に密着した消防団や消防署との連携した消防防災体制を強化します。施設整備では,老朽化した徳島消防機庫の建て替えを実施します。
さらに,消防署,警察署,自主防災組織などとの連携により,実践的な防災訓練を実施し,防災意識の向上と防災体制の整備を図ります。消費者行政関連では,複雑化している消費生活相談の内容に対応するため,今後も国・県・関係機関と緊密に協力しながら,消費者行政の推進に取り組みます。
塵芥処理関連では,潮来クリーンセンター及び潮来衛生センターの修繕を実施し,施設の適正な管理運営に努めます。また,ごみ処理広域化の推進に向けては,鹿行広域事務組合のごみ処理施設建設準備室において事業を進めてまいります。

○産業振興政策

農業振興関連では,意欲ある担い手に農地を集積し,支援することにより,米づくりなど土地利用型農業の経営安定を図り,農地の効率的な利用と農業生産の確保を図ります。
また,農業生産基盤の整備を図るため,土地改良事業を進めるとともに,農業の多面的機能の維持・発揮のため,農地,水路等の質的向上を地域で支える共同活動を支援します。     
さらに,農地利用最適化推進委員と連携し,農用地の有効活用を図るとともに認定農業者等への集積・集約化の促進,新規就農の安定的な経営体の育成を進めます。
引き続き「一番星」をはじめとする,水の郷で生産される良質な早場米としてのブランド力向上の取り組みを進め,販路拡大を目指します。
地産地消販売促進強化事業として,米粉から米麺(生麺)をつくる「水郷潮来プライド米プロジェクト」では,米麺のメニュー開発や商品化に取り組み,米の付加価値の向上に努めます。
身近なみどり整備推進事業では,生活環境の保全や美しい景観の維持など,多くの公益的機能を有している平地林の整備を実施します。
また,環境保全や県民参加による森づくりをさらに推進するため,水郷県民の森における育樹祭の早期開催に向けて,機運醸成を図ります。
商工業関連では,地場産業の活性化,中心市街地のにぎわい創出を目指し,創業支援に取り組むとともに,各種イベント等の開催や地域資源を活用した特産品・飲食メニューの開発を支援します。
観光・交流イベント関連では,第66回水郷潮来あやめまつりを,5月27日から6月25日までの30日間開催します。色鮮やかなあやめの花の生育に努めるとともに,嫁入り舟や,夜の賑わいを創り出す宵の嫁入り舟の充実を図り,あやめまつりの魅力向上に取り組みます。引き続き,嫁入り舟に人力車をあわせることによって和風情緒を高める演出,人力車による周遊観光を促進するとともに,ろ舟と嫁入り舟の通年運航を潮来市商工会との連携により実施します。
また,近年,多くの観光客で賑わう二本松寺あじさいの杜と花でつなぐ周遊観光もPRしてまいります。
水郷の夜空を彩る水郷潮来花火大会を水郷北斎公園を会場に開催します。
さらに,地域資源を活用した周遊観光を推進し,水郷三都による広域連携事業とあわせ,「潮来」ならではの固有の価値を国内のみならず世界に向け発信し,国際観光都市を目指します。
日本一の長さを誇るつくば霞ヶ浦りんりんロードを活用し,茨城県及び沿線周辺地域と連携を図りながら,よりよいサイクリング環境の構築を目指します。
鹿行地域の魅力を活かした新たな観光ブランドの創出や交流人口の増加を図るため,地域全体の観光マネジメントを一本化する「鹿行広域DMO」の立ち上げについて,引き続き調査・研究してまいります。
既に実施している水郷旧家磯山邸の整備とあわせ,新たな交流拠点となる津軽河岸跡周辺整備を茨城県と連携して進めてまいります。
また,道の駅いたこにつきましては,農産物直売所の新築工事等を進めていますが,あわせて駐車場整備を実施し,利用者の利便性を向上させます。   
「新たな雇用創出」,「産業活動の活性化」のため,本市の立地環境の優位性や企業に対する各種優遇制度の周知を図り,「潮来インター周辺地区」などへの企業誘致を進めます。


行財政政策

少子高齢化,人口減少社会の到来など,時代に柔軟に対応するため,引き続き行財政改革を推進します。
また,潮来市ふるさとづくり寄付金制度のさらなる周知を図り,財源の確保を図ります。
引き続き潮来市の魅力や情報を市外へ戦略的かつ効果的に発信するため,情報発信室を核としたシティプロモーションの充実を図りま す。
市民の利便性向上に資するため,マイナンバーカード(個人番号カード)を利用して住民票などの証明書が全国のコンビニエンスストアで取得できる,コンビニ交付サービスを平成29年10月から開始してまいります。


○市民協働政策

コミュニティー関連では,自治総合センターコミュニティ助成事業を活用するとともに,
区等が地域の公共・公益的に行う加入促進事業や安全安心対策事業に対しての支援を,平成29年度から実施してまいります。
復興記念関連では,日の出地区の復旧・復興工事が完了したことから,多くの市民の参加のもと,復興記念イベントを実施します。
各種計画策定では,潮来市の全ての計画の基本であり,地域づくりの最上位計画となる「第7次総合計画」の策定に着手し,長期展望をもつ計画的,効率的な行政運営に取り組んでまいります。
また,時代の変化にあわせ,様々な分野における男女共同参画の推進を図るため「男女共同参画基本計画」の改定を行います。
移住定住おもてなし事業として,耐震改修工事を終えた「水郷旧家磯山邸」について,各種イベントのほか市民や観光客の交流拠点,宿泊もできる移住体験の場として活用します。
平成29年度から,地域おこし協力隊として地域外の人材を採用し,移住定住・情報発信・産業振興に関する地域協力活動を行い,その定住・定着を図ることで,潮来市の地域力の強化を図ってまいります。

 

以上、平成29年度を迎えるに当たり,市政運営に対する,私の所信の一端と平成29年度予算・主要事業の概要などについて述べさせていただきました。厳しい環境ではありますが,市民の皆様と一緒に施策を考え,対話と協調による,真に開かれた市政運営を進め,「住みたいまち潮来」の実現に,全力を尽くしてまいります。

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